フジミちび丸艦隊加賀レビューその１組み立て編

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組み立て

赤城の出来栄えが素晴らしかったので、辛抱たまらなくなって加賀も買ってきました。⇒艦船模型を作ってみよう！（ちび丸艦隊赤城レビュー）

ちび丸艦隊加賀

スナップフィットですがニッパー、ナイフ、ピンセットは必須です。

＜必要なもの＞
クラフトツール薄刃ニッパー(ゲートカット用) 74035
OLFA アートナイフ 10B
クラフトツールシリーズ No.109 精密ピンセット (先丸・ストレートタイプ) 74109
タミヤセメント流し込みタイプ

一体パーツが増えています。艦底も1つです（赤城みたいに2個は入っていません）

太いゲートなので余裕を持って切り出します。

アンダーゲートなのでいきなりゲートを落とそうとせずまず模型の面に沿って垂直に切ります。

残ったアンダー部分を切り落とします。キレイに切りだせました。

薄刃ニッパーとデザインナイフは必須です。
IMG_28481.jpg
精密ピンセットが無いと艦首側の柱の取り付けが困難です。細く折れやすい支柱なので慎重に作業しましょう。

ちび丸艦隊赤城と加賀の比較

赤城と違ってサクサク組みあがります。パーツ精度がずいぶん良くなっています。1時間ちょっとでここまで来ました。

わずかに加賀が大きい！赤城と違い飛行甲板は水平です。

広い飛行甲板です。

赤城と比べると箱っぽい感じがします。

スポンソン取り付けまで終わりました

正面から見ると四角さが強調されます。艦上構造物が赤城の倍くらいのサイズで「同型艦じゃない」のが強調されています。どちらも改造空母ですが、赤城は巡洋戦艦（細長く高速航行可能）で加賀は純粋な戦艦（幅広重装甲）から改造されています。背が低くスマートなものが多い純粋空母に対し、改装空母は飛行機の格納庫やら上積みして背が高くごちゃごちゃしていて大変模型栄えします。

一体成型の弊害か艦尾はえらくのっぺりしています。組み立て後にも後部はまるごと引き抜ける構造なのでリノリウム部分の塗り分けは楽です。手を加えやすい部分なので腕の見せ所かもしれません。

スポンソン（胴体側面に設けられた機銃台座）支柱が赤城と違って殆どが一体成型です。元形状も概ねそのようなような形状なので再現性が悪いわけではないようです。

ディティールは赤城比較であっさりしています。飛行甲板裏は赤城と違って押しピンの跡が無くキレイです。

飛行甲板の合いもかなり良いです。

エッチングパーツ出して欲しいですね。

艦橋は驚きの2パーツ構成。パーティングラインが真ん中に入るのでしっかり処理しないと厳しいです。ここも赤城比較でずいぶんとあっさりしています。

煙突は赤城に対して下部の補強版が追加されていますが、肝心の煙突が開口されていません。手を加えたくなる部分です。

よく見るとあちこちに大きなヒケがあります。赤城には無かったものなのでちょっとガッカリです。ディティールに被っているところは修正も難しい。一体成型にこだわったシワ寄せがこんなところに来ているのかな

ちょっと手間ですが抜けていないところを削ってみました。

まずはドリルで穴を開けて

デザインナイフとモデリングチゼル（極小平ノミ）で削りだしました。

赤木と比べるとパーツが一体化されて合いも良くサクサク組みあがる反面、ディティール不足とヒケ、パーティングライン上のモールドが多いのがマイナスです。ちび丸艦隊では恐らく最大の艦船となるため「同価格・同箱サイズ」を守るため色々制約が多かったのではないかなと思います。全体に手直ししたくなる箇所が増えているため、こだわり派にはちょっと手間のかかる子です。