ハセガワ 1/700 赤城フルハルスペシャルその01 テトラモデルワークスエッチング

ハセガワ 1/700 赤城フルハルスペシャル ★その01 テトラモデルワークスエッチング
★その02 煙突下部の開口
★その03 甲板エッチング
★その04 スナップフィット化
★その05 下方湾曲煙突のディティールアップ
★その06 前部飛行甲板支柱の分割

AMAZONから1/700 CH117 日本海軍航空母艦赤城フルハルバージョンが届きました。

寝かせておいたテトラモデルワークスの1/700 日本海軍空母赤城飛行甲板セットを開封！

『改』になり金属への食いつきが良くなったそうなMr.メタルプライマーを吹きかけて、べたつき防止にクリアーかサーフェイサーをかけました。※ステンレス飛行甲板にはMr.メタルプライマーは効果がなく剥がれてきたので染めQ プライマースプレーミッチャクロンマルチ 420mlを吹き直すはめになりました・・・

絶望的に反っているエッチング飛行甲板を手でグイグイと曲げて平らにします。どうしても曲がらない部分は部分的にエッチングベンダーミニを使用しています。材質はステンレスっぽくかなり丈夫ですが、穴が開いている部分で折らないように注意が必要です。工具を使用するときも曲げ跡がつかないように細心の注意が必要です。エッジでの怪我も怖いので安全メガネもかけた方が良いかもしれません。自分も買って試してみようと言う方は見栄えに関わるのできれいに平らになるまでじっくり作業して下さい。

エッチング甲板の裏には溝が彫ってあってピシッと嵌まるようになっています。工作精度が良くてとても気持ちが良いです。エッチングパーツの固さも適度で買って良かったとホクホクしました(・´з`・)

マニュアルはこんな感じで国内メーカーと大差ないものです。注意点としてはエッチングを曲げるときはミゾがある側が谷側になります。また上下左右表裏が非常にわかりにくいので仮組みしたものを何度も飛行甲板のミゾに合わせてから瞬間接着剤で固めていきます。（少しくらいなら間違えて接着してもプライマー面を剥がしつつ貼り直しが出来ました）

使用工具はこのあたりです。極小なのでピンセットは必須。先平ピンセットは実質エッチングベンダーになります。タミヤのエッチングベンダーは太いので薄いエッチングよりも金属部品を曲げるプライヤー的用途でよく使います。
・モデラーズナイフ
・瞬間接着剤×3G 高強度タイプ（ノズル付き）
・精密ピンセットビル先細タイプ
・精密ピンセットビル先平タイプ

何度も仮置きしてマニュアルと合わせて向きを確認します。間違えると悲惨です。

殆ど隠れてしまう二段式の甲板裏もものすごい細かいです。

とにかく精細で作っていて高揚感がありました。

噛み合い構造で作るので意外なほど強度があります。エッチング切り出し⇒箱組み⇒甲板に仮置き確認⇒外して瞬着流し込みを繰り返します。

間違えやすいパーツが山ほどあるので一度に切り出すパーツは3つまでに絞りました。サイドの一箇所だけエッチングのはめ込みミゾが浅いパーツがありヤスリで削る必要がありました。部品的な問題はそれくらいでした。

意外とエッチング飛行甲板の作業難度は高く無かったです。手曲げしていく手すりの方が難しいくらいです。見栄えは1/700では最高峰と言っても差し支えないかと思います。ステンレス板の飛行甲板に強度的な安心感があり、ガイドミゾのおかげでズレも殆ど出ません。知らないメーカーで冒険したつもりでしたがこれは大変高品質です。指名買いしたいです。

ハセガワ1/700赤城の飛行甲板裏のエッチング化セットは下記がありますが、純正はディティールはやや抑え目で接着代があったり初心者向けっぽいです。フライホークのものは見るからに上級者向けですね。
・ハセガワ純正1/700 30036 航空母艦赤城ディテールアップパーツセット
・フライホーク1/700 日本海軍空母赤城用飛行甲板

説明書の完成予想図です。半日以上費やして飛行甲板裏の半分しか進んでいないところを見ると先は限りなく長いです･･。~~しかし、地道に組み立てればなんとかなりそうなことがわかりました。テトラモデルワークスおすすめです！~~
追記：作り進めるほどに高難度箇所が発覚。ペア買いした本体側エッチングセットはさらに高難度仕様で膨大な作業量が必要でした。工具と根気と経験が揃わないと完成できないと思われます。